オーダースーツを仕立てたとき、ポケットの中に小さな「布の切れ端」が入っていたことはありませんか?
あの布、なんとなく「何に使うかわからず捨ててしまった…」という方。
それ、絶対に捨てないでください!!
実はそれこそが、
“スーツを10年着る”ために欠かせない、魔法のアイテムなのです。
正体は「共布(ともぎれ)」と呼ばれる専用の補修生地
スーツの生地を仕立てる際に余ったものを、あえて小さく切り出して渡しています。
これは、将来的にスーツに破れ・穴あき・虫食い・焦げ跡などが生じた際に、
「目立たず補修するためのパーツ」
として使うためのもの。
専門の職人がこの“共布”を使って修理すれば、
ほとんど見分けがつかないレベルでスーツが復活します。
なぜ共布が重要なのか?
スーツは「生地の織り・色・風合い」が命。
補修には同じ生地でないと、色も質感も合いません。
特にオーダースーツの場合、既製品と違って一点もの。
生地も限定的で、同じものは2度と手に入らないことも珍しくありません。
つまり、“いざ”という時に共布があるかどうかで、修復のレベルが決まるのです。
こんなときに大活躍します
• ポケットに鍵を入れていたら生地が擦り切れた
• タバコの火でパンツに小さな焦げ
• 椅子の金具に引っかけて破れた
• 虫食いでジャケットの肩に穴が!
こういったトラブルでも、共布さえあれば目立たず補修できます。
むしろ、「補修できる前提で長く着る」ことが、今の時代に合ったスーツのあり方です。
Order Suit KAMAKURAのご提案
共布は“10年着るスーツ”のパスポート
私たちが仕立てるスーツには、すべて共布が付いています。
そして、それをただ“添える”だけでなく、納品時に必ずこうお伝えしています。
「これは、未来のあなたのスーツを守る魔法の生地です。絶対に保管してください」
・クリアポーチに入れて保管
・ネームタグをつけて生地を判別できるように
・万が一の修理も当店で対応可能
スーツを“消耗品”ではなく“資産”として扱うための第一歩。
それが、共布の持つ力です。
サステナブルの観点からも重要
共布を保管し、適切に補修して着続けることは、
ファッションロスの削減やSDGsの観点からも極めて大切です。
「10年後も、同じ一着を堂々と着ている」
そんな大人のスタイルが、いま本当に求められています。
スーツに関するご相談は、オーダースーツカマクラへ
↓下記【お問い合わせ】から無料相談を受け付けております。
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