スーツに“格”があるとすれば、それは歴史が決める。
「なぜイギリス人は、馬を見るのにあんなにも正装するのか?」
これは、ロイヤルアスコット(Royal Ascot)を初めて見た日本人の多くが抱く素朴な疑問です。
――けれど、それはただのファッションではない。誇りと伝統を“装う”という行為に他なりません。
スーツの本場・英国で最も格式高い社交場、ロイヤルアスコット。
この競馬場では、**ドレスコードに従えない者は「観戦すら許されない」**という厳しさが存在します。
そこで今日は、スーツを愛する者としてこの「ロイヤルアスコットとドレスコード」の世界を、深く掘り下げてみましょう
ロイヤルアスコットとは?【検索ワード対策:ロイヤルアスコット とは/競馬 ドレスコード】
ロイヤルアスコットとは、英国王室主催の競馬イベントであり、1711年にアン女王の肝入りでスタートしました。
現在ではエリザベス女王の後を継いだチャールズ国王や、ウィリアム王子夫妻なども毎年訪れる**「最も格式高い競馬イベント」**です。
ですが、このイベントの真の魅力は「競馬」よりも、「服装」にあります。
ドレスコードを守れなければ、入場NG。
“帽子の大きさ”まで問われる、究極の装いバトル。
それが、ロイヤルアスコット。
どれほど厳しい?ロイヤルアスコットのドレスコード
ロイヤルアスコットでは、観覧エリアによって明確な服装ルールがあります。特に上位エリア「ロイヤルエンクロージャー」では、まるで「制服」のように規定されています。
メンズのドレスコード(ロイヤルエンクロージャー)
• モーニングコート(黒・グレーのみ)
• ウエストコート(ベスト)
• ネクタイ(蝶ネクタイは禁止)
• シルクハット(必須)
• 黒の革靴(紐付き)
注目ポイント:スーツ不可。タキシードもNG。
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レディースのドレスコード
• ワンピース(膝下丈以上)
• 肩が隠れる袖付きデザイン
• 帽子(頭の7cm以上を覆うもの)
• ストラップ付きヒール(ミュールNG)
注目ポイント:ドレスは肌の露出・透け感NG、帽子は必須。
なぜここまで厳しいのか?【検索対策:ドレスコード 意味/イギリス 正装 理由】
それは、“服装で品格と敬意を表す”という英国文化の根幹があるから。
ロイヤルアスコットは王室と民間の接点であり、「装い」は“内面の姿勢”を示すシンボル。
軽装=無礼。奇抜=下品。そう判断されるのがこの場です。
つまりこれは、
「ただのスーツか、格式ある装いか」
という、“装いの品格”が最も可視化される場所でもあります。
クラシックスーツの原点は、こうした“格式ある場”にある。
我々オーダースーツカマクラが1950年代のクラシックを重視する理由は、まさにこうした**「装いに魂が込められていた時代」**を尊ぶから。
現代では、
「ネクタイしてるだけでマジメすぎ」
「暑いからノージャケットで」
なんて声があるけれど、それって服に対して敬意を払っていない証なんです。
ロイヤルアスコットでは、服装が“人格を証明する”。
その哲学を、現代に蘇らせるのが私たちのスーツです。
あなたのスーツ、装いに「物語」はありますか?
・ただの“仕事着”として着ているスーツ
・色やブランドで選んだ既製品のスーツ
・ルールなき自由に疲れた“なんとなくのカジュアル”
それらでは得られない“品格”が、クラシックスーツにはあります。
スーツとは、「誰のために」「何のために」着るかを問う装いです。
ロイヤルアスコットのように、ルールある場でこそ、本当の自由と創造性が生まれる。
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“ルールがあるから、美しい”。
それが、クラシック回帰の真意であり、ロイヤルアスコットの精神です。
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