生地の紹介
①VITALE BARBERIS CANONICO
オーダースーツを検討している方なら、一度は耳にしたことがあるであろう CANONICO(カノニコ)。
正式にはヴィターレ・バルベリス・カノニコ(VITALE BARBERIS CANONICO )
通称:VBC
その歴史は古く、1663年にイタリア・ビエラ地区で創立しました。
ビエラは「イタリア服地の聖地」と呼ばれるほど、上質な水と気候に恵まれた地域。
世界的にも有名な生地ブランドが集まる中で、カノニコは 高品質とコストパフォーマンスの両立 で頭角を現しました。
CANONICOの強み
• クラシックな風合い × 現代的な軽さ
• イタリアらしい柔らかなドレープ感
• 耐久性もあり、ビジネススーツとして安心
イギリス生地の重厚感に比べ、カノニコは「軽快で柔らかい着心地」。
そのため、30代〜40代のビジネスマンに特に人気があります。


②KUNISHIMA
オーダースーツを語る上で欠かせないのが、生地ブランド。
その中で「日本が誇る服地」として知られるのが KUNISHIMA(国島毛織) です。
KUNISHIMAの歴史
創業は 1850年(嘉永3年)。
江戸時代末期から続く、170年以上の歴史を持つ老舗で、まさに 日本最古級の毛織メーカー。
国内外で高く評価されるクオリティを誇り、「世界が認める日本のスーツ生地」として数多くのテーラーやブランドに選ばれています。
KUNISHIMAの特徴
• 張りとコシがあるクラシックな質感
• 高温多湿な日本の気候に合う仕立てやすさ
• 伝統と技術の融合で生まれる高品質
イタリア生地の柔らかさや軽さに比べ、KUNISHIMAは 落ち着きのあるクラシックな表情 が魅力。
だからこそ、ビジネスシーンで信頼感を演出したい30代・40代ビジネスマンにぴったりです。


③Loro Piana
世界のスーツ生地ブランドの中でも、ひときわ輝く存在が Loro Piana(ロロ・ピアーナ)。
「最高級」という言葉が似合うこのブランドは、エグゼクティブやファッション愛好家から絶大な支持を集めています。
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Loro Pianaの歴史
創業は 1924年、イタリア・トリベロで創立。
高級ウールやカシミヤを扱う専門メーカーとしてスタートし、現在では 世界最高峰のラグジュアリーテキスタイルブランド に成長しました。
ロロ・ピアーナの哲学は、シンプル。
「自然が生み出す最高の素材を、最高の技術で仕立てること」。
この理念のもと、原毛の買い付けから製織まで一貫して自社で行う徹底ぶりは、他ブランドを圧倒します。
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Loro Pianaの特徴
• 極上のカシミヤ・ウール:ふんわりとした肌触りと軽さ
• 上品な光沢:一目でわかるラグジュアリー感
• 流れるようなドレープ:着る人の所作まで美しく見せる
イタリア生地らしい軽快さと華やかさに加え、ロロ・ピアーナは 「特別感」 を纏えるのが最大の魅力。
まさに「人生で最高の一着」にふさわしい生地です。

④REDA
イタリアの生地ブランドの中で、クラシックさとモダンさを両立させた存在──それが REDA(レダ) です。
ビジネスマンからファッション愛好家まで幅広く支持され、コストパフォーマンスと品質の高さで世界的な人気を誇ります。
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REDAの歴史
1865年、イタリア・ビエラ地区にて創業。
ウールの名産地であるこの地で、伝統的な製織技術を受け継ぎながら、常に革新的な取り組みを続けてきました。
特に近年は、環境に配慮したサステナブルな生産体制を強化。
「伝統 × 未来志向」を掲げる生地ブランドとして、イタリア生地業界をリードしています。
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REDAの特徴
• しなやかで着心地の良いウール
• 現代的なデザイン・柄(チェックやストライプのセンスが抜群)
• 耐久性とコストパフォーマンスの高さ
REDAの生地は「デイリービジネスに最適」と言われるほど。
毎日着ても型崩れしにくく、イタリア生地らしい艶やかさも持ち合わせています。

その他、取り扱い生地をお求めの際は、ご連絡ください。
仕立ての(フィッティング)の技術
オーダースーツ技能認定
・認定マイスター保有
・認定ミドルマイスター保有(日本で5人目の認定者)
採寸は、42項目を採寸
ただメジャーで測るのではなく、経験と、それを裏付ける確かな技術と、
ロジック基づいた採寸方法で、間違いのないフィッティングでスーツを御作りします。
例えば
①貴方のカラダと、貴方のご友人のカラダのバストサイズが同じだったとしても、鍛えていて単純にバストが大きいのと、肩幅が大きいのとでも違いが出ます。(横に広いのか、前後に広いのかの違い)
②また、同じバストサイズでも、身体の前と後ろで大きさが違う場合もあります。
この時は、スーツの前身ごろと、後見ごろ、細腹という3つのパーツ(左右で6つ)のバランスを変えることで、キレイな見た目と、着心地が格段に変化します。
③スラックス(パンツ)の中心に足が入っているかでも着心地は変わります。
このように、全ての項目に対し貴方に適切なサイズ感を割り出し、そこから、貴方の好みに合ったフィット感でスーツを仕上げていきます。
プロフィッターとサラリーマンフィッターの違い
近年、大手スーツ量販店もオーダースーツを手掛け、また生地屋さんもオーダースーツを手掛けている時代になってきました。
街でよく見かけるオーダースーツ屋さんは、多くはこのパターンです。
果たして本当に、ちゃんと採寸技術を学んだフィッターさんいるのでしょうか?
私の経験です
私もスーツを着るようになって、かれこれ25年以上が経過します。
もともと体に若干の癖のある体系なので、リクルート時に買ったスーツ以降
『スーツはオーダーしなきゃ体に合わん!!』と思い、20代前半にはオーダーでスーツを作るようになっていました。
数えるだけで4つのオーダースーツ屋さんで作ったが・・・
どこで作っても納得いくスーツが出来上がってこなかった。
当然、自分の体型のせいもあるのだから仕方がないとあきらめていました。
当時から、ネットで検索しても、フィッターさんの経験と技術は大きく『差』があり、それこそ『オーダースーツはフィッターさん次第』と書かれているほどでした。
今でも『オーダースーツ 失敗』等々検索すると、《失敗談》が多く出てきます。
なぜでしょう?
私は気が付きました『ちゃんと技術継承がされていない業界』なんだと。
お店のルールしか継承されていないのではないかと。。。
故に、私は『サラリーマンフィッター』と呼んでいます。
どうにかして、自分にしっかりフィットしたスーツは作れないものか?
本当に悩んでいました。
解決策はあるんです。《フルオーダー》の個人店で作るという手です。
しかし何せ《高額》だった。そして、そもそも全てを丸縫い出来る技術を持ったフルオーダーのフィッターは高齢化でそもそも少ない。
そもそも、フルオーダーで作られたスーツで『カッコいい』と本気で思ったスーツに出会ったことが無い。(おじいちゃんフィッターの感性では今はもう・・・)
と、いうのが正直な感想。
カッコいいスーツは共通の『パターン』が存在する
スーツの歴史は古く、100年以上と言われています。
その長い歴史の中で、先人たちが、『これこそがカッコいいスーツだ』という形はすでに昔に完成されています。
だから、昔から大きく形は変えず、今現在でも着られているのです。
その『カッコいい』と長年改良を重ねながらできたパターン(型紙)を使い、
【着丈】、【袖丈】【裾丈】を(縦の長さ)だけを変えるのがパターンオーダーというオーダースーツの一部です。
ほぼ既製服ですね。
その『カッコいい』と長年改良を重ねながらできたパターン(型紙)を使い、
【肩幅】【バスト】【ウエスト】まで(ヨコ軸の変化)を変化させて補正を入れる(場合によっては、仮縫いもする)のがイージーオーダーというオーダースーツのもう一つ
私は、そこから更に、貴方の体型の微妙なズレや特徴を読み取り、全てのパーツの変化(補正)を駆使し形もカッコよく、更に着心地を担保するスーツ
これを作ります。
私の技術に【仮縫い】は必要ありません。(パフォーマンスだけの仮縫いは不要)
ですので、無駄な仮縫い価格も頂きません。
これが出来るのが【プロフィッター】であると私は考えます。
私は、【プロフィッター】です。
そのプロフィッターとしての技術は、JOSSCAでマイスターとしての認定を受けて、さらに、その上のミドルマイスターの認定を日本で5番目に受けております。