【間違い?】スーツに腕時計、実は“OSが違う”?── Order Suit KAMAKURA(世田谷区 出張採寸専門)

1950年代スーツ【コラム】
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「腕時計、しないんです。」

最近、そんな声が増えてきました。
実は、私自身も“スーツを着るときは、腕時計をしない派”です。

なぜか?
それは**スーツのOS(オペレーティングシステム)**が、そもそも「腕時計を前提としていない」からです。

スーツ本来の仕様は「懐中時計」ベース

スーツの歴史を辿ると、懐中時計が基本装備だった時代に行きつきます。
三つ揃いスーツのベスト(ウェストコート)には、懐中時計を入れるためのポケットが設けられ、チェーンを留めるボタンホールも用意されていたほど。

つまり、スーツとは本来、懐中時計を出して確認するスタイルを前提にデザインされているのです。
腕時計は後発のアイテムで、軍用から派生し、20世紀に入って普及した文化です。

海外ドラマ「SUITS」の名演にも見る“腕時計の矛盾”

人気海外ドラマ『SUITS』をご覧になったことはありますか?
敏腕弁護士ハーヴィー・スペクターを演じたガブリエル・マクト氏。
彼はある時から劇中で「腕時計をつけない」スタイルに変更しました。

その理由は──

「スーツ姿は、腕時計がない方が美しく見える」
という、役者としての“美意識”からでした。

この選択は、私たちがスーツに何を求めるか?を問い直す示唆にもなります。

クールビズ時は腕時計OK?その理由とは?

かく言う私も、クールビズスタイルの時だけは腕時計を身につけます。
理由はシンプルで、「懐中時計を収納する場所がない」から。

つまり、スーツには懐中時計が似合い、クールビズには腕時計が合うということ。
この視点から見ると、“何を身につけるか”は、“何を着ているか”によって変わるのが自然だと気づかされます。

「時間はスマホで見ればいい」時代に

現代はスマートフォンで時間を確認するのが主流。
もはや“時計を身につけるかどうか”は、機能性よりもスタイルの選択になりました。

Order Suit KAMAKURAでは、スーツに合わせて懐中時計を選ぶスタイルを提案していますが、
「腕時計をする派」でも「しない派」でも、その人の美意識と思想があれば、どちらも“正解”です。

でも、スマホを格納する場所は気を付けましょうね。

ジャケットも表ポケットや、スラックスのポケットに入れると、スーツの型崩れを起こしちゃいますよ。お気を付けを。

世田谷区で、懐中時計が似合う一着を

出張採寸専門のオーダースーツカマクラでは、
1950年代のクラシックスーツをベースに、“腕時計をしない前提”でも美しく決まるスーツをお仕立てします。

懐中時計の収納位置を考慮したベスト設計

腕時計無しでも手首が寂しく見えない袖口設計

時計に頼らず“存在感で時間を止める”ような装い

世田谷区を拠点に、都内各地へ出張採寸対応。
自宅でも、オフィスでも。あなたの「スーツの哲学」にフィッターが寄り添います。

まとめ|「着こなし=思想」その象徴が“時計”

スーツを着るときに腕時計をするかどうか──
それは機能ではなく、美意識の選択です。

Order Suit KAMAKURAでは、**“装いに思想が宿る”**という信念のもと、
どんな小物選びも、背景から丁寧に考えるスタイルを提案しています。

スーツの美しさは、**「何を足すか」よりも「何を引くか」**で決まることもある。
そんな哲学を、ぜひ一緒に楽しんでみませんか?

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懐中時計が似合うクラシックスーツを再構築

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