「あっ、やってしまった……」
ランチ中、会食中、家族との外出時。
せっかくのスーツにうどんのつゆや焼肉のタレ、大好きな豚骨ラーメンのスープ、、パスタのソースがポタリ――。
そんな瞬間、誰でもパニックになります。
でも、やってはいけないのは「慌ててこすり取ること」。
このワンアクションが、シミの範囲を広げ、
せっかくの生地を台無しにしてしまうこともあります。
オーダースーツを仕立ててきた私たちだからこそお伝えできる、
**“スーツを救うための正しい応急処置”**を、ここにまとめます。
まず最初にやるべきこと:≪こすらない≫
スーツの生地は繊細です。
特にウールやリネンなどの天然素材は、強くこすると繊維が毛羽立ち、色落ち・生地ダメージ・変色の原因になります。
まずは「押し取る」ことが基本。
手順:
1. ハンカチ or ティッシュを重ねる
2. 汁が染み込んでいる場所にやさしく押し当てる
3. タンポンのように、浮かせて吸い取るようなイメージで対応
応急処置の“その後”にすべきこと
① 濡れタオルで叩く(可能なら)
家庭やオフィスであれば、ぬるま湯で湿らせたタオルを使い、
再度叩きながらシミを浮かすようにしましょう。
※アルコールティッシュなどは絶対NG。色落ちします。
② ドライヤーは使わない
汁が染み込んだまま乾燥させると、落ちにくい“定着シミ”になります。
自然乾燥を優先してください。
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絶対にやってはいけないNG行動
• 揉み込む/こする/擦る
• 除菌スプレーで拭く(アルコールで色が抜ける)
• 即ドライヤーで乾かす(定着&生地変形)
• 市販のシミ取り剤を試す(素材に合わない可能性)
最終的には「信頼できるプロ」に託す
応急処置のあとは、必ずプロのクリーニングへ。
できれば、スーツ専門、またはオーダースーツを取り扱うクリーニング店に相談を。
Order Suit KAMAKURAでは、どのようなクリーニング店が良いのかをご紹介しています。
スーツを熟知したプロが、型崩れを防ぎながら綺麗に仕上げてくれます。
※まずは、どんな状況かを私に教えてください。
オーダースーツは“手入れ”も含めて完成品です
私たちオーダースーツカマクラでは、**「スーツを10年着る」**という設計思想で作っています。
だからこそ、手入れ・トラブル時の対応法も含めてしっかりとお伝えしています。
もしもの時に、ちゃんと守れること。
それこそが、「いいスーツを育てる力」だと思っています。
まとめ|スーツに汁が付いた時の応急処置
• こすらず、やさしく“押して”吸い取る
• 濡れタオルで叩いて浮かす
• 自然乾燥を待つ(ドライヤーNG)
• 必ずプロに相談(私に相談)
スーツに関するご相談は、オーダースーツカマクラへ
↓下記【お問い合わせ】から無料相談を受け付けております。
スーツの悩み、困りごとを私に教えてください!!
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