春夏秋冬、それぞれに“意味”がある——
「オーダースーツって、いつ頼むのが正解なんだろう?」
そう疑問に思う方は、意外と多いもの。
実は、**季節によって選ぶべき生地やスタイル、そして“仕立ての目的”**はまったく異なります。
オーダースーツカマクラでは、単に「今着たい服」ではなく、“今作っておくべき服”をご提案しています。
本記事では、四季を通じて最高の一着を仕立てるためのタイミングを、クラシックな視点から解説します。
【春】3月〜5月:身だしなみの“リセット期”
この時期にスーツを仕立てる理由:
• 新年度・新生活スタート(転職、昇進、初対面が多い時期)
• 3月は春夏スーツの生地が最も充実
• 冬のコートを脱ぎ、“装い”が目立ち始めるタイミング
おすすめスーツ:
• 軽量ウール素材やフレスコ素材
• クラシックなネイビー・グレーでも、少し青みや光沢を足すと春らしい
• 背抜き・涼感裏地で4月〜10月まで対応可能に
オーダースーツカマクラ的アドバイス:
春は“第一印象”が最も問われる季節です。
見た目が整っている人は、会話の質も上がります。
新しい出会いに、クラシックな品格と現代的な軽さを兼ね備えた一着を。
【夏】6月〜8月:機能性+清潔感の「本番シーズン」
この時期にスーツを仕立てる理由:
• クールビズで“ジャケット不要”と言われるからこそ、違いが出る
• 暑さと湿気で、服の清潔感・快適性が露呈する時期
• 本格的な夏に入る前に“夏用スラックス”だけでも作っておくと◎
おすすめスーツ:
• シアサッカー・リネン混・モヘア混の清涼素材
• 明るめグレー、ベージュ、ライトネイビーなど
• 裏地は極力省き、通気性重視のアンコン仕立て
オーダースーツカマクラ的アドバイス:
「暑いから着ない」ではなく、「暑くても着られる一着を作る」。
夏の装いは“涼しさ”ではなく“涼しげ”が肝。
パンツだけでも仕立てることで、眠っていたジャケットも蘇ります。
【秋】9月〜11月:最も“投資価値”がある季節
この時期にスーツを仕立てる理由:
• 年末のイベント・挨拶回り・商談が多い時期に向けての準備
• 秋冬用の重厚な生地が豊富に揃うベストタイミング
• 暑さが落ち着き、“本当にいいスーツ”が映える気温
おすすめスーツ:
• フランネル・ツイード・ウーステッドウール
• 秋冬ならではの茶系・グリーン系・チャコールグレー
• 三つ揃い(ジャケット+ベスト+スラックス)もおすすめ
オーダースーツカマクラ的アドバイス:
秋冬は“素材感”が命。
昭和レトロを想起させる、しっとりした質感や重厚な色合いは、クラシックスーツの真骨頂です。
「一生モノ」をつくるなら、迷わずこの季節に。
【冬】12月〜2月:防寒だけじゃない、“仕込みの季節”
この時期にスーツを仕立てる理由:
• 年末年始のご挨拶・初対面の場が多い
• 1〜2月は納期に余裕がある=細かな相談が可能
• 春先に向けて“仕込む”には最適な時期
おすすめスーツ:
• フルライニング+ウール混の防寒仕様
• チェスターコートやステンカラーコートのオーダーも可能
• 逆に「春先の勝負スーツ」をこの時期から準備するのも◎
オーダースーツカマクラ的アドバイス:
オーダースーツは“着る季節に作る”のではなく、“着たい季節の1〜2ヶ月前に作る”。
冬は準備の季節。仕立ての密度が高まる、職人との“対話期間”でもあります。
【まとめ】オーダースーツのベストタイミングは、“季節の少し先”
オーダースーツの魅力は、「いつでも着られる」ではなく「いつのために作るか」を選べること。
• 春には軽やかな一着を。
• 夏には涼感と清潔感を。
• 秋には一生モノのクラシックを。
• 冬には次の季節への仕込みを。
これが、オーダースーツカマクラが大切にする“装いのリズム”です。
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ORDER SUIT KAMAKURA(オーダースーツカマクラ)
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